そのネズミの駆除方法、間違いかも?ネズミの種類で変わる駆除の方法とは

ネズミには種類がありそれぞれに特徴があるため、駆除に有効な方法が種類によって変わります。しかし「ネズミ捕りでどうにかなるだろう…」と安易に駆除しようとする人は多く、後で被害が大きくなってしまった事例が後を絶ちません。なので今回は駆除方法を間違えてしまい失敗した事例とネズミの種類で変わる有効な駆除方法などを詳しく紹介します。

駆除方法を間違えたケース

ネズミ駆除方法

ネズミはとても凶悪な被害を生む害獣です。一度駆除の仕方を間違うと業者ですら手を焼くことがあります。

ここでは自力で解決しようとして失敗してしまった例として

  • 罠の使い方を間違えた
  • 想定を見誤った

以上2つを挙げていきます。

罠の使い方を間違えた

これは置き場所が適切でなく効果が見られないパターン、あるいは効きの薄い罠を使ってしまいネズミが罠だと理解してしまったパターンです。ネズミには学習能力の高い、罠に近づかず行動する種がいます。また罠だと認識させてしまった場合には、駆除の難易度が上がり専門業者ですら手を焼くことがあります。

想定を見誤った

これはネズミの数を甘く見積もり罠の量が足りなかったパターン、あるいは繫殖力を考慮していなかったために数が爆発的に増えすぎてしまい、対処不可能になったパターンです。ネズミは見えていなくとも、かなりの数いることが多々あります。また時間を与えればそれだけ数が増えます。そのためネズミ駆除には状況の正確な把握と迅速な対応が必要です。

ネズミの駆除にあたる上での確認事項

ネズミ駆除
  • どの種類のネズミの被害なのか
  • 侵入経路の確認
  • 大まかな数の把握

以上3点の確認事項を順に紹介します。

どの種類のネズミの被害なのか

スムーズな駆除のためにも前段階として、どの種類のネズミの被害にあっているかという確認は必須になります。種類を確認する指標となるのはネズミやフンの大きさなどです。

人に害をもたらすネズミには

  • ドブネズミ
  • クマネズミ
  • ハツカネズミ

以上の3種類がいます。その見分けの特徴を順に紹介します。

ドブネズミの特徴
ドブネズミは成体で約22~26cmと他のネズミより大型となっています。さらに頭に対し耳が小さいことと、どう猛なのが特徴です。フンは1㎝ほどの大きさで3種の中で一番大きいです。また床下などで見かけ川辺に近い家などの被害が多いです。
クマネズミの特徴
クマネズミは成体で約18~24㎝の大きさで、フンは7~8㎜ほどで細長いです。警戒心が強く、配管や壁などを登ることが得意で高所を好む中型のネズミです。天井や屋根裏など高い位置で物音がする場合は、クマネズミがいる可能性が高いです。
ハツカネズミの特徴
ハツカネズミの成体は灰褐色で、約6~10cmで他の2種に比べるとかなり小型です。3種の中でも繁殖力が一番強く、小ささと合わさりトップクラスに厄介です。一度住み着くと駆除は困難を極めます。このネズミは農村など自然環境が豊かな地域での被害が多いです。

駆除の際にはとにかく数が多いため行動パターン、侵入経路などを細かく調べ上げて、罠を置くことが必要です。また、繁殖力が非常に高いので、1匹も逃せません。なので完全に駆除できたのか、という見極めが非常に重要です。


侵入経路の確認

どのネズミも基本的に小さな穴やもろくなった壁などを侵入経路にしていることが多いですが、ここでは先ほど挙げた3種のネズミの経路についてより詳しく解説します。

ドブネズミの経路
ドブネズミは大型で目立つ上、外から出入りしていることも多いです。またドブネズミはクマネズミのように高い所への移動はほとんどしません。なので侵入経路は意外とすぐ見つかります。

侵入経路の入り口となる可能性が高いのは、壁の穴やスキマなどです。また、玄関口周辺や室外機などの接続口付近にスキマが空いていないかなども確認して下さい。もし見つかった場合にはパテや金網などで閉じてしまいましょう。しかし再度食い破る可能性もあるので、定期的に確認することをおすすめします。また歩いた箇所に汚れや水分が付着しやすいためそういった意味でもわかりやすいです。
クマネズミの経路
クマネズミは前述した通り高所へ登るのが得意なので、配管などに足跡を見つけられることがあります。しかし、主に天井裏や壁の内部の空洞部分に巣を作るため発見が難しく、侵入経路の確認も難しいです。ドブネズミなどと比べると厄介なネズミと言えます。駆除にあたる前に室外機などの裏側にある普段見えない壁や、屋根に伸びた配管付近などを丁寧に確認し、侵入経路を見つける必要があります。もし見つかった場合にはドブネズミの経路と同様にパテや金網を使い閉じてしまいましょう。
ハツカネズミの経路
ハツカネズミは小さく見落としやすい上、ごく小さな穴からも侵入するため経路確認が難しいです。その体格から少しでもスキマがあれば侵入できるため、あらゆるスキマ、穴、入り口が侵入経路の入口となります。なので、完全に侵入経路を見つけるには専門家の手が必要です。新たな侵入を防ぐ意味でも、玄関などはすぐ閉めて下さい。また、仮に閉めても約1.5㎝以上スキマがある場合には、侵入経路となりますのでスキマを埋めて下さい。

大まかな数の把握

足跡の数やかじられた跡、汚れやフンなどから大まかに計ることができます。また深夜の様子を撮るため、被害箇所にカメラを仕掛けておくことも有効です。おそらくネズミの形跡から数を計ることは、プロでない限り難しいのでカメラでの確認をおすすめします。

ネズミの種類別対策法

ネズミ駆除対策

ネズミの種類で使える罠が変わる

ここからはネズミの種類別に使うべき駆除方法を順に紹介します。

ドブネズミの駆除方法
ドブネズミは他に比べてサイズが大きく、その名の通りドブや下水などの排水に生息しています。そのため身体が濡れていることが多く、粘着シートをあっさりと脱出してしまうことがあります。なのでドブネズミの駆除にあたる場合、粘着シートを使った方法のみでは期待できる効果がかなり薄くなります。殺鼠剤さっそざいと呼ばれる毒を使用するのが最も効果的ですが、効き具合などの判断は素人ではできないので、駆除は専門の業者に依頼することをおすすめします。
クマネズミの駆除方法
クマネズミは、学習能力が高く警戒心も強いため粘着シートに引っかかりにくいです。なので殺鼠剤さっそざいと呼ばれるネズミに有効な毒の使用が最も効果的です。しかしクマネズミは前述した通り警戒心が強いため効果が出ないこともあります。駆除には専門的知見が必要となる場合が多いので、業者へ依頼することをおすすめします。
ハツカネズミの駆除方法
ハツカネズミは、体格が小さい上に他2匹と比べ学習能力は低いです。なので粘着シートや殺鼠剤さっそざいといった罠での駆除ができます。しかし侵入されてしまうと駆除の難易度が一気に上がるので、忌避剤きひざいなども合わせて使って下さい。

まとめ

ネズミ駆除のコツ

ネズミをなんとなくで駆除しようとすると難易度が上がること、種類によって侵入経路や使える罠に違いがあることは伝わったでしょうか。害虫駆除感覚で下手に手を出すと被害がかえって大きくなりかねません。自力での駆除は基本的にはやめておいたほうが良いです。後で駆除が難しくなり「最初から頼めばよかった…」と後悔している人は意外と多いです。
もし今ネズミによる被害にお困りであれば、専門家にご相談下さい。